転職の理由には夜勤があります

看護師の仕事は女性に人気の職場でもあります。看護学校を卒業して入所すると、初任給が他の職場と比較すると給料が良いです。20歳前後で数万円の格差があれば魅力があるのは当然でしょう。更に、看護師の資格は一生のものなので、結婚して退職しても再就職が可能な仕事です。資格の時代なので女性も様々な資格を取得しますが、一度会社を辞めるといくら資格を持っていても、看護師のように再就職にあたって好条件で雇用できる資格は数少ないのです。

ところが内情を見てみると、給料が良いのは夜勤が多い職場になります。これは病院の中でも入院病棟を持っている病院で、入院患者の対応をしなければならないため、夜勤がシフト制で組まれていいます。救急病院などの場合は、夜でも急患が来ることがあるので激務となります。仕事が夜だけであれば規則的ではありますが、日勤と夜勤と交互にシフトが入るのが一般的です。夜勤を終えて午前中に帰っても、しっかりと睡眠をとることができず、体のリズムがくるって健康を崩してしまう人も多いのです。

若いうちは夜更かしをしても翌日元気に仕事ができるものですが、20代も後半になると体の無理が続かなくなります。看護師の転職の理由で多いのがこの過酷な夜勤にありますが、夜勤を経験している看護師は、他の医療分野においても貴重な戦力となります。しかし、健康を維持するために外来だけの勤務や日勤だけの職場を求めて転職する看護師もいます。